わりきりの意味
最初に彼から、「わりきりの意味でしか付き合えないけどいい？」って言われてた。
「一応、結婚してるし、離婚する気ないし、お前のこと絶対後回しにするし、どんなに俺のこと好きでも絶対報われないけどいい？」って。
私、ここまで彼に真剣に思われていたんだってその言葉を聞いた時、嬉しかったんだ。
だけど、この言葉、別に私を思いやる言葉じゃなくて、彼の保身のための言葉なんだって、ゆっくりとじわじわと思いしらされることになっていって。
わりきりの意味の付き合いって最初に言われてたけど、気持ちってどんどん期待しちゃうじゃない？
別に結婚したいとかそういうことはいいんだけど、そばにいたいって気持ちはどんどん膨れ上がっていくじゃない？
熱がある時にそばにいて欲しい、こういう時くらい家族より私を選んでほしい。
そういう欲がどんどん出てきて、余計に辛くなって行くんだよね。
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最初は希望があったんだと思う。わりきりの関係でも情が沸くこともある、私を大事に思ってくれるようになるはずって。
だけど、わりきりの意味は、所詮わりきり以上にはならないんだよ。
男ってそういうことができる生き物なんだなって身を持って知った。
女ってわりきりの意味であっても、気持ちが持って行かれちゃうことあるし、逆に気持ちが持って行かれない男とは寝ることなんてできないじゃない？
だけど、男は気持ちがなくても、エッチできちゃうんだよ。
好きじゃない女とでも体重ねることができちゃうの。
あー、男と女ってこんなに違うんだなってわりきりの意味を思い知るよね。
割り切り
割り切りの意味
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